今日は今しているお仕事で山登りをしました。
私たち、人間の世界では忌み嫌われるシロアリ。
家がシロアリに喰われると、その部分が腐っていって、たちまち家全体のバランスが崩れる。
しかし、森では不要になった木を分解し、土に還し、それがまた豊かな土壌を作る。
青々と光る葉も、たわわに実る木の実も、作られることはない。
子孫を残すために身をついばむ鳥たちも、またそのシロアリが居なければ、命を繋ぐこともできない。
なんてことを、シロアリに喰われていく切り株や倒木たちを見ながら思って見たりして、山を登りました。
木としての役目を終えて、横たわる倒木の傍らでは新たな芽吹きが始まっている。
一本一本の木の営み。
シロアリが喰った後の肥えた土壌の上で命が繋がれる。
その動きが全体になって、森となり、山となる。
仕事で登った山でしたが、EARTHと繋がる貴重な1日になりました。
ありがとう、山口市 東鳳翩山!
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