何を選択していくのか①





我が家には15歳の看板老猫「ハル」がいます。


レッスン中にマットに乗って来たり

終始、姿を見せなかったり。

猫は猫らしく、どこまでも気まぐれです。



これまで大きな病気もなく

過ごして来ましたが

実は年明けから体調を崩していて、

下痢が続いていました。



私は動物看護師の資格を持っています。

18歳から2年間東京の専門学校に通っていて

一人暮らしをしていた頃に

1歳になったばかりの

ハルの里親になりました。



14年間一緒に過ごして、

これだけ長期に下痢が続いたことはなかったし

流石に体重が減少して来たので

信頼している佐々木先生に診てもらいました。



高齢猫なので、人間ドッグならぬ、

キャットドッグを受けた方がいいと

勧めてもらいましたが、

内容を聞くと、鎮静下で=麻酔をかけて

エコー、レントゲンまで。



知識のある方はお気づきでしょう。

どんな爆弾があるかわからない

高齢猫に麻酔をかけるリスクは大きい。。。




我が家は以前飼っていた秋田犬を

麻酔の事故で亡くしています。

手術の後、麻酔から覚めなかった。


悔しくてやりきれなくて、

「亡くなりました」って言われても

母は覆いかぶさって

心臓マッサージを続けた。

あの時のことが頭をかすめます。



そのリスクを冒してまで

検査をするべきなのか?







(☝️2005年頃のハル

  当時の携帯の写真だから画像小さいね)





麻酔から目が覚めないかもしれない。

一緒に居られなくなるかもしれない。



すごくすごく怖い。



だけど、この子の体で

起こっていることが分からなければ

このまま痩せ細って

動けなくなってしまう未来は

もうそこまで来ている。



うん。

もう、心の中ではもう答えは決まっていた。


だけど先生に背中を押して欲しくて

もう一度聞いた。




「麻酔が怖いんです。

 この年齢で麻酔をかけて

 大丈夫でしょうか?」




「それはやってみんと分からん。

 けど検査をせんと

 分からんことの方が多いけ

 しょうがなかろうが」




先生、私の心の中の言葉を

言わせてしまってごめんなさい。

でも、はっきりと心が決まりました。




「お願いします」




綺麗事や耳障りのいい言葉ではなく

動物にとって何が一番いいか

包み隠さず言ってくれる先生を

私は信頼しています。




検査の時間は気が気じゃなかったけど

仕事が終わってから迎えに行くと

お腹が丸刈りになった

ハルが元気に迎えてくれました(笑)









下痢は慢性的な大腸炎。

お薬で対処することになりました。



問題は他の臓器。

心肥大でした。

普通の猫の2倍以上の大きさ。



これもある意味覚悟していた結果で

アメリカンショートヘアの子たちって

短命の子が多い。


それは遺伝性の疾患として

肥大型心筋症を持っているからです。

それは知識として知っていました。



そして、過去に実家で飼っていた

アメショーの子たちは

みんな10歳を迎えることができなかったから。







帰宅後、夫と話し合いました。

今後のこと。


まずは、大腸炎を治すために

お薬と、処方食(病院から処方される治療用のドライフード)を

しっかり続ける。


それから心臓に負担をかけないために

腎臓用の処方食に切り替える。



話をしてる途中、

夫が静かに言いました。




「覚悟ができるくらい

長生きしてくれたってことやね」



それを聞いた途端、

もう涙が止まらなくて。。



当然、私達より先に動物の方が

死んじゃうんだけど

その「死」さえも丸ごと



「一緒に生きる」



ってことなんだと

改めて痛感しました。


そしてその夫の言葉からは

見えない裏側の

揺るがない決意と優しさが

見えたような気がしました。










「ねえ、ハル。

もう少し、私のわがままに付き合ってもらうよ。

ちゃんとご飯食べて、

20歳まで生きるんでしょうが。

今、死ぬなんて許さない。

生きるよ!」














もう少し書きたいことが…!

終わらなかった(笑)




②へ続く。

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