子供を育てる。
育児書なる教科書は存在しても
何もかも教科書通りにいかない毎日で
教科書に書かれてない
イレギュラーなことが起こる毎日。
毎日毎日同じことを言っても
毎日毎日同じことを繰り返す子供。
鬼のような形相で、
子供を脅すように叱る自分に
耐えられない日も
たくさんある。
子供の寝顔を見ながら
「なんであんなこと言っちゃったんだろう」
「なんでもっと優しくしてあげられなかったんだろう」
「なんでちゃんとお母さんができないんだろう」
そう思いながら
自己嫌悪で泣いてしまうのは
私だけではないと思います。
先日、先輩ママさんとの
何気ない会話の中で
最近娘が「嘘をつく」知恵が付いてきた
って話をしました。
そして、その嘘が
許せなくて叱ってしまうし、
正直にまっすぐに生きてほしい、
と思って、きつく叱ってしまうんだ、と。
そしたらその先輩ママさんが言ったんです。
「嘘やごまかしがないと
いけないと思う。
それが子供の成長に
本当に大切だから」
と、教えてくれました。
それを聞いて、なんていうか、
まさに、
目から鱗
でした。
嘘やごまかしがいけないと教える前に
これは子供の大きな成長なんだと
まずは子供の成長を
受け止めてあげられてなかったんだな、
と思いました。
私の狭い了見で子供を押さえつけて
大切な心の
成長の機会を奪う
ところだったんだな、と
反省もしました。
これを聞いてから、
嘘やごまかしを
起こさせないように力を注ぐよりも
ごまかさないといけない
状況を作り出している
自分のあり方に
目が向くようになりました。
「嘘やごまかしが
子供の成長には必要」
この先輩ママさんの言葉が
私の心をすっと軽くしてくれました。
またひとつ、
子供と共に成長させてもらえた。
いつまでたっても
新米ママです。
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