この記事では
ペットが旅立った後の
お話を書いています
大切なペットの死は
何年経っても辛いもの
同じ経験をされた方にとって
ここに綴るものは
辛いお話かもしれません
なので、まだ悲しみの中にいる方は
読まない方がいいかもしれません
だけど、私の経験が
もしかしたら
誰かの役にたつかもしれない
その思いから
この記事を書きます
(10年以上前のハル)
犬や猫の平均寿命は大体15年
悲しいけれど
私たちより先に旅立ちます
ペットを飼い始めるときに
旅立った時のことを
話すということは
中々、ないかもしれません
だけど、大切なペットが
旅立った時に、
その亡骸をどうするか
家族と一緒に考えておくことも
「終生飼養」
=「動物が命を終えるまで責任を持って飼う」
ということだと、私は思います
ペットの亡骸について
いくつか選択肢があるりますが
主な選択肢は
①庭に埋める
②自治体で焼却してもらう
③ペット専門の火葬業者を手配
①庭に埋める
は、戸建ての場合を除き
難しい選択肢です
土に還す、という点では
ずっと一緒に居られる
安心感はあると思います
②の自治体で焼却してもらう
は、自治体によりますが
自治体に亡骸を
引き取ってもらったのち
基本的には燃えるゴミ
(一般廃棄物)
として焼却されます
②では、 私たちが普段
出しているゴミと
ペットが一緒に焼却されます
※私には一番耐えられない選択肢でした
今回どうしたかというと
以前から決めていた
③のペット専門の火葬業者を手配
し、火葬してもらいました
(いつも一番側で見守ってくれたハル❤️)
火葬という選択をした後も、
火葬から埋葬までお願いしたり
埋葬も合同埋葬、納骨堂、
自宅に連れて帰る、
最近では一緒のお墓に
入ることもあるそう(!)で
たくさんの選択肢があります
今は、インターネットで
「ペット 火葬 ○○(地域名)」
などと、検索をすると
色んな業者さんが出て来ます
車に焼却炉がついていて
庭先で火葬をしてくれたり
ペット専用の火葬施設だったり…
私はお世話になっている方が
ペットの火葬もしてるので
旅立った当日に連絡をして
お願いをしました
電話をして
初めは翌日の午後に
火葬をする手配をしましたが
電話を切ってすぐ
「24時間後に肉体がなくなる」
という現実が受け入れられず
1日伸ばしてもらいました
というか、この「24時間後」に
一番
難色を示したのは夫でした(苦笑)
でも、そうしてくれてよかった
旅立ちから火葬当日まで
日を追うにつれて
ハルの見た目は確実に変わってきていて
「魂が離れた肉体を
私の思いでいつまでも
とどめておいてはいけない」
と、視覚的にも実感する
とても大切な時間になりました
今後、書くかわからないけど
お別れのための
大切なあるイベントの時間も
存分に取れました
日にちを変えてもらって
おじちゃんには迷惑をかけたけど
アポから1時間後に
「やっぱり、明後日にしたいんです」
と電話をした時
「いくらでも、思う存分、
時間をかけてください」
といってくださり
やっぱりおじちゃんに
お願いしてよかったな
と思いました
ハルの亡骸は
体温が感じられなくなってから
アイスノンで冷やし続けていました
季節柄、1日くらいでは
腐敗が進まない時期だったので
それも私たちにはありがたく
冷やしながらでも
なんども 抱っこして過ごしました
魂が離れたとはいえ
15年間、ずっと側にいた
大切で、愛おしい
ハルの肉体です
柔らかさ、匂い、手触り
触られるのが好きだった場所
触れられる、今この瞬間の
一瞬一瞬が 愛おしくてたまらない
ハルに贈る花は「ことり」の
ゆきのさんにお願いしました
火葬の時に一緒に入れる
白いお花もお任せで
ハルは完全室内猫でしたが
花や葉っぱが好きで
いつもかじってしまうので
室内に飾る時は
すごく気を使っていました
観葉植物もちょっとやそっとじゃ
届かないように
色々と工夫しました
動物と暮らすと
そういう小さな気遣いが
たくさんあります
朝起きた時、外出から帰った時
自分のことより先に
ご飯とお水を替えたり
トイレが汚れていないか
チェックしたり…
これからはそんな風に
ハルに手を、時間を
かけられなくなることが
とても寂しい、と心から思います
ここに器があったな、とか
玄関や、室内の扉の開け閉めに
いつも気を使ったな、とか
娘が踏まないように
いつも神経をとがらせたっけ、とか
面倒な時も、雑にしてしまった時も
たくさんあったけど
小さな気遣いの一つ一つが
行いの中の「小さな愛」でした
切なくて、悲しくなるけど
そうやって自分がかけた
「小さな愛」を認めていくと
自分の中の愛が、もっともっと大きく
温められていくのを感じました
愛を認めると、心が癒されていく…
子供が生まれた時に感じた
「愛は無限に増えていく」感覚が
ハルが亡くなって
もう一度やってきたように感じました
その感覚に出会えてようやく、
ハルの肉体がなくなることへの執着が
手放されたように思います
>>後編へ続く
0コメント