「産後も体型には気をつけてほしい」
男性からよく聞く言葉ですね。
「出産しても、妊娠前の体型に戻る努力はして欲しい。太ったままとかあり得ない。」
妊娠中はその必要があって、体重が増えてるし、出産に備えて、骨盤が広がるから腰回りが太くなる。
産んだらまた必要なだけ減るかもしれないし、減らないかもしれない。
それは誰にも分からない。
妊娠出産は一人一人違うし、一人目と二人目でも全く違う。
実は私、すごーくネガティブな妊婦でした。
望んで、妊娠したのに、どんどん大きくなるお腹と、崩れていく体型が耐えられなかったし、お腹がとっても大きかったので、よく色んな人に大きなお腹だね!と言われて、その度に悲しかった。
知らない人がお腹を触って来るのが気持ち悪かった。
信じられないかもしれませんが、許可なく私の体に触る人(男女問わず)、一人二人ではありませんでした。
妊娠中、お腹の子供を守るためなのか、いつも外側に意識が向いていて、神経質でした。
だから、母子ともになんの問題もなく、マタニティ生活を送れていることに感謝なんて感じられなかった。
流産や死産、そういう起こってもいないことへの不安に取り憑かれて、ゾンビみたいな妊婦だったと思う(笑
今では笑えるけど、妊娠中って、ゾンビになれるくらいバランス崩れてるし、いつも何者かからの攻撃に備えていました←ほぼ妄想。でもホルモンが、そういう風になってるみたいです。
そんな背景もあり、上記のように命がけで子供を産もうとしている方にそれ以外のことでストレスやプレッシャーを与えるような、発言を聞くと反発心が疼きます。
妊娠は奇跡だし、無事に生まれてきてくれたこと、生み出せたこと、それだけで十分なのに。
体型を戻すもなにも、妊娠〜出産で母体にかかったダメージを修復することが最優先で、子供を産んだ時から一生産後と言われるくらい、身体のなにもかもが変わります。
私は産後3ヶ月、恥骨が痛くて起き上がるのも大変だったし、産後初めてフットサルしたときは骨盤のユルさと、体全体のバランスが変わってて、自分の体ではないみたいだった💦
母乳に関しても、初めから上手く行くか分からない。
私は出すぎて、子供が飲みきれなくて残って詰まる、乳腺炎を繰り返す体質でした。
逆に子供とのリズムが合わず、母乳を諦める方もいらっしゃいます。
初めから「完全母乳‼️」って頑張りすぎると必ず追い詰められます。
それに、母乳は血液から作られる体液なので、日々大量の血液を失うのは想像以上に体が辛いというのもあります。
産後、血液が薄いからか、物覚えも非常に悪くなる。
会話しようにも言葉が出てこないなども…
他人軸に自分を明け渡すような、「〜するべき」「〜でなければいけない」をどんどんと手放し、二人だけの家族のあり方を創っていくと、ますます愛が深まって、ずーっとハッピーに過ごせます。
二人がそれでいいならそれでいい、他人からの評価や目線は存在しなくなります。
私たちはいつでもそうではない方を選べるということを忘れずに、「〜べき」「〜でなければいけない」を手放し、軽やかに人生を送りたいですね。
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